平行線と直線が作る角度をもとめる入試問題
平行線と三角形が組み合わせで出題されるパターン
平行線は同位角や錯角、長さの比などに特徴があります。
その特徴と二等辺三角形や正三角形などの特殊な三角形を組み合わせると
複雑そうに見える図形の問題を作ることができます。
落ち着いて、出題者が使う組み合わせのパターンを見ぬけるようになりましょう。
【問題文】
(1)2直線l,mが平行であり、△ABCはAB=ACの二等辺三角形である。
また頂点A,Cはそれぞれ直線l,m上にある。このときの∠xの大きさを求めましょう(奈良県)
(2)△ABCが正三角形でl//mのとき、∠xの大きさを求めましょう(岩手県)
(3)直線l//mであるとき、∠xの大きさを求めましょう(福島県)
(2)37°
(3)110°
超図解ズーミングによる解説
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