文章からヒントを抜き出して文字式を作る問題の解説
文章を読み取って、文字式を作る
方程式の計算問題は解けるけど、文章題は苦手という人のほとんどが文章から文字式を作ることに苦手意識を持っています。
実は問題文の中にたくさんのヒントが散りばめられているので、正しく読み解くことで、文字式を作ることができるのです。
文字式を作ることは、方程式の文章題、図形や確率の応用問題などでも必要です。
なぜなら応用問題は文章が長くて、そこに書いてあることの中から必要な情報を引き出して
正解に必要な式を自分で組み立てながら計算しなくてはいけないからです。
すべての応用問題を解く土台とも言えるのが、文字式を作る文章題ですから
1秒でも速く、正解に解けるようにがんばりましょう。
【問題文】
(1)1個50円のみかんをa個買い、1000円払った時のおつりがb円以下になった。
このときの数量の関係を式に表しましょう。(佐賀県)
(2)長さ170cmの一本の糸がある。この糸の一方の端から順に、
長さ15センチの糸をa本切り取ると、残りの糸の長さはbcm
であった。このときbをaの式で表そう。(高知県)
(3)ノリオさんは家から本屋へ行った。家から途中のA地点までは
時速9kmで走り、A地点から本屋までは時速6kmで歩いた。
家からA地点までの距離をxkm、A地点から本屋までの距離を
ykmとすると本屋へ着くまでに24分かかった。
このときかかった時間を等式で表しなさい。(和歌山県 改)
文字式を作ることは方程式の文章題を攻略するための基本的な技術です。
文章を一回読んだら文字式が思い浮かぶほど、
なんども繰り返しイメージトレーニングを重ねてください。
(1) 1000–50b ≦ b
(2) b=170–15a
(3) x/9+y/6 = 2/5
超図解ズーミングによる解説
「Start Prezi」ボタンを押すと、自分のペースに合わせて1コマずつ再生・巻き戻ししながら反復学習できます。
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