数学の学習法を見直せば、中学校の成績は上がります

高校入試を意識して、ふだんから数学を重点的に勉強しよう

学校のテストや塾で受ける模試などで、成績を着実に上げていくために必要なこと。
それは数学を強化することです。
なぜ数学で偏差値、成績アップを効率的に実現できるのか?その点をまず理解してください。

中学の数学は、小学校からの積み上げが必要な科目である

数学はその他の科目(国語・英語・理科・社会)と比べて
得意な人、すごく苦手な人という具合にはっきり分かれます。
なぜかというと、数学は一度どこかでつまずくと、その後で習う内容が理解できなくなってしまうからです。
例えば、中学1年で習う方程式の計算ができない生徒が2年で習う連立方程式を解くことは不可能です。
小学校で習う分数の計算ができないと、中学2年で習う確率の計算で必ずミスをします。
このように数学は小・中と合わせて9年間の理解の積み上げが必要な科目なのです。

数学はわからない部分を放置しておくと、後になってダメージが大きくなるので、
いざ中学3年になって受験勉強を始めようとするときに不利になってしまいます。
せめて数学だけは理解できてない部分をゼロにするように学習しましょう。
学習の定期テストの見直しや学校の宿題で、それまでに習った内容が正しく理解できているかを日々チェックしましょう。

数学は高校入試でも得点差が開きやすい

得意な人と苦手な人にはっきり分かれ、理解度に差が開きやすい科目、数学。
高校入試においても、問題の特徴のせいで、得点差が開きやすい科目になっています。
その理由は数学の入試問題が「最初の(1)が解けないと、次の(2)(3)の問題も解けない」という特徴になっているからです。
この特徴のせいで、学校で習う基礎的な内容に加えて、
入試レベルの問題を正しく解くための考え方を身につけていないと得点できないのです。

受験生じゃなくても、数学の入試問題の特徴を知っておこう

たいてい公立高校の数学の入試問題は5,6個の大問に分かれています。
最初の大問1は計算問題が何題かこなすシンプルな問題が出て、大問の2つ目からは応用レベルの問題が出てきます。
この2つ目以降の大問こそが、関数・確率・平面図形などのいくつかの分野の知識を組み合わせて使う応用問題や、
問題文をよく読んで規則性やルールを自分で発見し、それを使って答えを出す思考力系の問題が出る部分です。

入試レベルの応用問題では最初の(1)(2)の問題で出した答えや規則性を利用して、
その後の(3)(4)の問題を解かなければならないので、もし最初の(1)(2)でつまづくと、(3)(4)も正解できません。
そして、レベルの高い後半の問題のほうが配点が一般的に高いです。

つまり応用問題が苦手な人は、大問1問分の得点を失ってライバルに大きく差をつけられてしまうのです。
とはいえ、問題のパターンごとに正しい解き方を理解していれば必ず正解できるように作られているのが高校入試です。
たくさんの問題を解いて反復練習するうちに、正しい考え方を身につけることができます。

しかし、数学の基礎ができていない状態で受験勉強に突入すると、
応用問題を解くテクニックを身につけるためにかける勉強時間を、基礎の復習のために削ることになってしまいます。
その分だけ、反復練習をする時間が短くなるので、どうしても不利になります。

数学の入試問題の特徴を理解すれば、中学1,2年の間から数学を重点的に勉強するべき理由を
実感していただけるのではないでしょうか?

整理すると、数学の入試問題の特徴として以下の事が言えるのです。

  • 応用問題は最初の問題を間違うと、次の問題も芋づる式に間違えて失点が広がりやすい
  • 応用レベルの問題が解けるかどうかでライバルとの差が開きやすい

数学以外の国語英語理科社会においても、難しい問題のほうが配点が高いのは共通しています。
しかし、暗記系の英単語や年表、元素記号などを書かせるような暗記系の問題では
たとえ(1)の答えを忘れてしまっても(2)以降の答えを書くことはできます。
国語や英語の文章問題において(1)の問題がわからなくても、
(2)で聞かれたことは自信をもって解答できるということはよくあることです。

つまり数学以外の科目では、1つの問題のミスが他の問題にまで
飛び火して芋づる式に得点を失うことは起こりにくいのです。

歴史の年号を忘れたとしても、人物や出来事の名前を書くことは可能ですからね。

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