高校受験の問題集の選び方で、やってはいけない失敗

家庭学習で取り組む問題集を選ぶときは、中身をしっかり比較検討しよう

中学3年の二学期ともなると受験ムードが一気に高まり、部活を引退した生徒たちも塾に通い始めたり、模試を受けたりしますね。塾に通って半強制的に勉強するのも一つの手ですが、最も成績を速く伸ばす手段は家庭学習です。その家庭学習で使う問題集を選ぶときに「これだけはやってはいけない」という事をお伝えします。

市販や通信教育の問題集の選び方、やってはいけない失敗とは?

【失敗1】何冊も問題集、参考書を買ってしまうこと

いきなり何冊も買うことはやめましょう。何冊もあった場合、最初の1冊で分からないところが出てきたときに、別の問題集なら解けるかもしれないと思って浮気をしてしまいます。でも結局同じところでつまづくのでムダな時間を過ごすことになります。まずは1冊終わらせることが大事です。目的が「わからない所をあぶり出すこと」なのを忘れないでください。1周目で正解できたところは飛ばして、2周目はできなかったところだけを復習すればいいんです。1周目で正解だったところは飛ばしていいので、2周、3周と繰り返すほど1冊終えるまでの時間を短くできます。この方法で1冊3周すれば、ほとんど理解できる状態になっているでしょう。

【失敗2】難しすぎる問題集、参考書を選んでしまうこと

難しすぎるレベルの問題集を選んでしまうのは、良くないです。難しすぎて10問中1問しか解けないようなレベルだと、やる気がなくなって途中で止めてしまうからです。そのうえ、「難しい、時間がかかる」というイメージを最初に抱いてしまうと、苦手意識がすりこまれてしまい、勉強がはかどりません。自分に合った問題集を1冊カンペキにしてから、よりレベルの高いものに手をだすのが理想的なサイクルです。

したがって、最初の問題集選びは、じっくりと半日くらい時間をかけて取り組むべきです。大きめの書店に足を運んで最適の1冊を見つけ出すまで、実際に手に取り、ページをめくって今の自分でも80%くらい解けそうなものを探しだしましょう。

もし今の自分がまわりのライバル達より勉強が遅れているのであれば、とても焦ってしまいますよね。その焦った気持ちのまま、がむしゃらに勉強したとしても残念ながら成績は思うように伸びていきません。これなら分かる、この問題なら解ける、というレベルから1つ1つ積み上げていくしかありません。

高校受験では数学の成績を伸ばす事がとくに大変

数学は小学校から習ってきたことを1つずつ理解していないと、必ずどこかで分からなくなるタイミングがやって来る科目です。たとえば方程式の基本的な計算ができないのに、連立方程式や2次方程式の計算ができるわけがありません。文字式の計算ができないのに因数分解や多項式の展開ができるわけがありません。
数学が苦手な生徒が、家庭学習で数学を強化しようと思ったら、厳しい現実と向き合って自分のレベルを冷静に把握してから問題集を選ばなくてはいけません。数学の問題集を選ぶときは、他の科目のときより注意深く、中身をじっくり確認しながら最適な1冊を選ぶようにしましょう。

高校入試で勝負のカギを握るのは数学です。なぜなら数学は中学3年間で習うすべての分野の知識を組み合わせた応用問題が出題されるからです。図形や方程式、関数、確率など、どれか1つでも理解に「抜け」「もれ」があると正解できない問題が出ます。さらに応用問題では(1)の答えを使って(2)の計算をする、という風に作られているので、最初でつまづく後の問題も全滅してしまい得点差が大きく開いてしまいます。高校入試の成績を伸ばすためには、数学の入試問題の解き方のテクニックもふくめて、ありとあらゆる問題のパターンを暗記する覚悟で勉強することが必要なのです。

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