高校受験の偏差値を20上げる勉強法〜暗記の技術〜

学校はなぜか暗記の技術を教えてはくれない

どんな科目にしたってとりあえず暗記が重要です。そんなことはみんな分かっているとは思いますが、実際にはそれほど簡単なことではありません。なぜならば学校では暗記のやり方や技術を教えてはくれないからです。だから、学校では暗記の技術や、効率的な勉強方法を知っている生徒が必ず良い成績をとるのです。ということで、暗記の技術を身につけることは、偏差値を20上げたい人にとって最初のステップになります。

これは僕が大人になった今現在も実践している暗記法/勉強法で、僕はダブルループ法と勝手に呼んでいますが、暗記が得意な人はだいたい似たような手法を使っていると思います。とにかく超強力な技術なので必ず身につけてください。

インプットとアウトプットを繰り返すダブルループ法

インプットとアウトプットを交互に行うってなんとなく当り前のことを言っているように思えますね。でも、これは本当に重要なことで、暗記のすべての基本と言っても良いと思います。インプットとアウトプットを交互に行うのです。交互にっていうのが重要で、同時ではダメなんです。

なぜ賢い子ほど授業をろくに聞いていない(ように見える)のか?

客観的に授業風景を見ると、不思議な事に成績の良い子ほど授業中に先生の板書をノートに書き取りません。これは決して不真面目なわけではなく、インプットと理解記憶とアウトプットに分けて脳の中で作業をしているのです。大変残念なことに真面目な子ほど、一生懸命ノートを取っています。しかし、これはほとんど頭には入っていないはずです。なぜならば、インプットとアウトプットを同時に行ってしまっているから。残念ですが、インプットとアウトプットを同時にやる時点でその時間はすべて無意味で、貴重な時間をまるごと捨てているのと同じなのです。インプットとアウトプットは必ず交互にやるべきであるということは、本当に大切なことなので何度でも繰り返します。では、どのようにダブルループを実践するのか具体的なやり方を説明します。

【第1ステップ】インプットと理解

普通であれば、先生が黒板に書いた内容や、教科書に重要と書いてあるものを書き写しますね。しかし賢い生徒はそれをしません。黒板や教科書を読み終えて、教科書を閉じて、まずは書かれた内容がどういうことなのか理解しようとします。この段階ではノートを取ることはありません。ただし、考えを整理するためにメモや走り書きをすることはありますが、これは後から見直した時に何のために書いたのかわからなくなるような本当に一時的なメモです。そうやってまずは理解することを最優先します。わからないところがあれば、もう一度黒板を見たり、教科書を見たり、資料集を見たり、先生に質問したりします。繰り返しますがノートに書く作業はまだしません。

【第2ステップ】記憶とアウトプット

理解が終わったら重要なところを思い出し、ノートに書き出す(アウトプット)のです。ここがポイントです。書き写すのではなく、今理解し、記憶した内容を脳から取り出して、書き出すのです。見ながら書き写しても、何ひとつ記憶はされません。とても逆説的なことなのですが、覚えなくてはならないことをただ書き写した場合、脳にはノートに書いたと言う記憶が残ります。だからノートに書いた(=外部記憶)のだから忘れても良いという作用が働くのです。むしろ黒板を見ずに、あるいは教科書を閉じて、書き出す作業をすることが重要なのです。

【第3ステップ】繰り返し

1回目のアウトプットでは、覚え間違い、抜け、モレ、忘れが必ず出ます。だからすぐにもう一度教科書を開いたり、黒板を見たりして内容を確認し、また閉じます。関連する情報や前後関係などをうまくリンクさせながらもう一度記憶と理解を強化し、再度書き出します。第2ステップで書き間違えたところは、そのまま二重線です。書き忘れたところには、矢印なんか入れて無理やりねじ込みます。

賢い子のノートは美しい?汚い?

賢い子たちは授業中に上記のような作業をしているので、一見授業を聞いていない、ノートを真面目に取っていないように見えますが、その授業の間に第1ステップ、第2ステップを何度も繰り返して、授業の間にほぼ記憶を定着させてしまうのです。

東大生のノートはかならず美しいという感じの本が一時期注目されましたが、だまされてはいけません。絶対にそんなはずありません。

まず賢い子で消しゴムを使う子はほとんどいません。なぜならば、賢い子は、自分が間違ったところをしっかりと残すことで、次の間違いへの対策にしているのです。消しゴムを使うと自分のミスしたポイントがわからなくなります。翌日ならば覚えていても、1ヶ月後、半年後、1年後には綺麗サッパリ忘れてしまいます。だから、消してはいけないのです。間違ったところは二重線で消すだけ、順番もあべこべ、考える過程でのメモ書き、走り書きもいたるところに散らばっていて、たぶん本人以外が読んでもわけのわからないノートになっているはずです。正しい暗記、正しい勉強法をやるほど、美しいとは対極にあるようなノートができあがるはずです。

さらに言うと消しゴムを使う労力と、消す時間がムダですw  by omatoshi

世界に一冊しかない自分のためだけの最強の教科書を作り上げる

教科書や参考書に書いてあるのは「重要なポイント」や「間違えやすいポイント」です。それに対してこのダブルループ法で作られたノートには「実際に自分が間違えたところ」とそれをやり直した過程が書かれています。だから彼らは試験の直前に参考書なんかじゃなく、自分のノートをほんのちょっと読み返すだけで軽々と満点近い点数を叩き出すのです。

「あいつは試験前にノートを見返すだけで満点」みたいな生徒が必ずいますが、それは単に頭が良いのではなく、実は授業中に効率的に暗記し、ただ黒板を書き写しただけの他の生徒のノートとはレベルの違うノートをこっそりと書き上げているのです。

このテクニックは結構基本なのだけれど、ほとんど公開されていない情報なので、とりあえず爆速コラムで公開することにします。

一人でも多くの人にダブルループ法を実践し、暗記の技術を身につけ、勉強を楽しめるようになって欲しいなと思います

執筆 ikatetsu