高校受験の偏差値を20上げる勉強法〜国語・英語編〜

国語と英語の強化だけは近道なし。語学は多読あるのみ。

国語と英語はどちらも問題のカテゴリは文法と長文に分けられます。そして長文読解だけは残念ながらどう頑張っても近道を見つけられません。したがって長文読解力を鍛える方法はただ一つ。たくさん読むこと以外にないのです。

新聞を5分で読むことで、文章読解力のトレーニングにする

国語だったら何と言っても新聞が良いでしょう。と言っても中学生が新聞を読んで面白いと思えるところなんて、テレビ欄かスポーツ欄くらいのものだと思うので、それ以外のところは約5分で読みましょう。5分となるとほとんど見出しを読むだけです。でもそれで十分。

見出しを読むだけでも国語の勉強になるし、「いま世界で何が起こっているのか」を知るきっかけになります。一石二鳥です。新聞を一字一句読んでいることは、大人でもふつうしません。たいていは見出しを流し読みして、自分が重要だと判断した記事をピックアップして読んでいるのです。

「新聞を読む」というと全部読まなきゃいけない気になりますが、そこは「新聞を5分で読む」に切り替えましょう。絶対に全部読むことはできません。
とくに文章を読むこと自体に慣れていないとなおさら辛いです。ぶっちゃけ最初はページをめくるだけでも自分をホメてあげて良いと思いますよ。

実は高校入試の国語・英語でも文章をじっくり読んでいるヒマなどありません。50分という限られた時間の中で、文章の全体像をつかみ、解答に必要な部分を判断して重点的に読むことができなければいけません。新聞を5分で読む週間をつけることで、全体像を大まかにつかんでから、重要な部分を選んでじっくり読むという良いトレーニングになるのです。

もちろん自分の好きな本をじっくり読む時間も人生には大切です。知的好奇心を刺激し、多くの知識や知恵を身につけることで自分の周りにあるありふれた世界を様々な視点で見つめることができるようになり、心豊かになれます。あくまでも受験のテクニックを身につける練習として、新聞を5分で読むことを実践してください。

コラムと社説で、美しい文法、比喩表現を学ぶ

慣れてきたら、1面のコラム(編集手帳とか天声人語とかそういうやつ)や社説をたまに読んでみるのも良いでしょう。特に新聞のコラムや社説は、その新聞社の中でも第一級の記者が執筆を担当しているので、そこで使われる文法や比喩表現(たとえ話)は実際の入試試験問題として使われることも多いのです。だから試験問題に慣れるだけでなく、美しい文法や日本語表現を学ぶにも理想的な教材がコラム、社説なのです。とは言え、社説は新聞記事の中でも最も難易度が高く、読解力に加えて、前提となる知識を求められるので、それを読めなくても全然気にする必要はないし、面白くないと思えば無理する必要はまったくありません。やっぱり読みやすい三面記事や地元ローカル記事、スポーツ欄などにさっさと移りましょう。とにかく脳に負担をかけないこと。脳は理解するために労力を使うことが大嫌いなんです。その原理原則を忘れないようにしましょう。力がついてきたらいずれ社説もスラスラと読めるようになりますから、今読めなくても気にしないでください。

英語はPCやスマホを最大限に活用しよう

英語も同じように色々なニュースを読むのが良いでしょう。特にPCやスマホを使えば、世界各国の情報にアクセスできるので興味のある分野、たとえば芸能や旅行、スポーツやハイテクなど自分が好きなジャンルを選んで読んでみるのも良いでしょう。PCやスマホならば辞書機能も充実しているので英語を読む環境は昔に比べたら格段に良くなっていますから、このような利点は最大限活用しましょう。

文法はダブルループ法で暗記しよう

文法は英語も国語も、暗記科目です。こちらについてテクニックでカバーすることも十分に可能です。やり方は前回の記事で説明したダブルループ法を使うことです。まずは教科書をしっかりと読みます。先生の授業をよく聞きます。その間ノートは取りません。その後、教科書を閉じてから書いてあった内容を思い出す作業をしましょう。そして、その中から重要なポイントをメモに書き出します。忘れたところは教科書や先生が書いた黒板を見直し、また心の中で理解し直してから、書き出し作業をします。その繰り返しでどんどん文法の知識をたくわえていきましょう。

国語、英語は筋力と同じ、鍛えるには時間がかかる

国語や英語は数学のように定理を覚えれば今日から使えるわけではなく、筋トレに近いのですぐに効果は見えません。でも、トレーニングを続けることで少しずつ力がついてくるものですし、逆に一度つけた読解力は簡単には落ちません。だから、早めに読む癖をつけましょう。とにかく多読です。ここでは新聞を例にとりましたが、小説であればなお良いです。読みやすい小説を見つけて挑戦してみましょう。

マンガやドラマで国語の勉強はできないの?

マンガやドラマでは国語の読解力は強化できません。なぜなら高校入試では文章の読解しか出題されないからです。文章の意味を理解し、聞かれた事にきちんと解答できる学力を試しているのが国語の試験なので、マンガやドラマをいくら見たところで得点に結びつくことがありません。

しかし、補助的な教材として、マンガで学ぶ日本の歴史や世界の歴史、数学や理科などは効果があります。源氏物語のマンガなどもいいでしょう。イラストで理解することで飽きずにすばやく理解できるので、十分に価値があります。ただし、そこで学べるのは歴史や数学、理科の知識だけです。また、しっかり得点につなげたいなら文字で書かれた参考書や問題集にもマンガの後で取り組まないといけません。

例えばハリーポッターを小説で読むことは大いに国語の勉強になります。内容も大変面白いですし、読解力強化の教材として超おすすめなのがハリーポッターシリーズです。では、ハリーポッターの映画を見れば、国語の勉強になるでしょうか?答えは完全にNOです。映画のハリーポッターを見ても残念ながら国語の受験勉強には全く役立ちません。その理由は読む作業、読みながら文脈を理解し、そこから世界観を想像する作業を全部すっ飛ばしてしまうからです。この読む作業を想像する作業が本当に大切なのです。

数学が嫌いな人は国語も嫌い

数学でも証明問題や長文の文章問題になると国語力が求められます。国語が弱いと数学も足を引っ張られてしまいます。逆に言えば、国語力を鍛えていくと、いつの間にやら数学の文章題や証明問題、理科の文章問題などが得意になっていたという例は数え切れないほどあります。だから、数学や理科の偏差値アップのためにも国語力強化トレーニングは1日でも早く開始しましょう。とにかくなんでも良いから読む!そして、つまんないとか難しいと思ったら、やめる。あるいは、読みやすい本に切り替える。脳に負担をかけないこと。精神的に無理をしないこと。難しい文章は読むのが途中で嫌になります。大人でもそうです。だから、読めずにあきらめたことを気にする必要はまったくありません。くよくよするヒマがあったら、さっさと次の本に切り替える。そうやってあれこれ続けるうちに、国語力は少しずつ強化されていくのです。無理せず続けることが、何よりも大切であることをわすれないでくださいね。

執筆 ikatetsu