塾なしで高校受験に勝つ30問スプリント勉強法

高校受験を塾なしで勝てるのか?勝てます。

というか余裕で勝てます。 何を隠そうズーミングの開発者である筏井・尾間の2名も塾に一度も通わずに高校受験も大学受験も乗り切りました。実際のところ、自分のモチベーション(ヤル気)をコントロールし、正しい勉強法を身につけ、目標とその達成度をしっかりと管理できれば、塾に通う何倍ものスピードで学力を高めることもできます。

ただし、塾なしの受験勉強には落とし穴がふたつあるので気をつける必要があります。

塾なしで陥る落とし穴とは・・・?

1. 堕落(だらく)する

こればかりは気をつけろという他ありません。

テレビやゲーム、スマホ、マンガなど勉強の邪魔をする要素がたくさんあります。塾に行かずに、家にいて、勉強をするのでなく、遊んでいては他のライバルに勝つことはできません。マンガやゲームは受験が終わるまでは封印するか、捨てちまうか、売り払ってしまいましょう。そもそも受験自体、自分の人生を賭けたゲームなのだから、今はそのゲームを全力で攻略することが重要ですよね。

2. 不安にさいなまれる

自分だけで勉強していると自分はライバルに勝っているのか、それとも負けているのかさっぱりわかりません。自分が解けなかった問題は、ライバルも解けないのか、それとも簡単に解けてしまうのか、さっぱりわかりません。

ささいな不安が少しずつ積み重なっていきます。しっかりと学力をつけ、自信もついてくれば、そんな不安はなくなりますが、成績が上がらないうちは、強烈な不安がずっとつきまといます。今自分がやっていることは間違っていないだろうかと。 そこで不安になって、やっぱり中途半端に塾に通ってみる、色んな参考書に手を出す、なんてことをやりだすとせっかくの努力が台無しになってしまいます。

うすく広く手を広げるのは最も効率が悪い勉強法で、これと決めた参考書を何回も繰り返し解く方が圧倒的に力がつくのです。目移りするのは自分の弱さからくるものです。

不安を吹き飛ばすために、学校のテストや外部のテスト、模試を受けて、自分の偏差値を確認することは大いに結構なことです。テストのたびに偏差値が上がっていれば、自然と自信がついてくるでしょう。

ここから本題 塾なしで高校受験は十分戦える

繰り返しますが、塾無しで高校受験は十分に戦えます。もちろん、超難関私立高校などを狙っているのであれば話は別で塾の特別コースなどに通い傾向と対策をした方が良いでしょう。しかし、公立高校であれば基本的には塾なしでも十分上位校を狙うことは可能です。

勉強する以前に、勉強するテクニックを身につける

たとえ塾に通ったとしても、ただ学校と同じように先生の授業を聞いて、黒板を写すだけならば大した学力アップは望めません。逆に、勉強のテクニック、コツを身につけていれば学校の授業だけでも相当の力をつけることができます。

ダブルループ法は学校の授業中でも、家でもできる最も基本的で、最も効果的なテクニックです。これは必ず身につけるようにしてください。

目標の立て方と攻略方法を絶対に誤るな

「昨日は家で数学を2時間、英語を2時間、社会を2時間、合計6時間勉強した!頑張った!」
「志望校に合格するためには毎日10時間は勉強しなくては」
受験生の中には、こんな風に学習時間で勉強の達成度を計ろうとする人は多いのではないでしょうか。
なんとなく気合は伝わります。でも、大切なのは何時間勉強したかではなく、今日の勉強で何を完璧にしたのか、なのです。

となると、目標の立て方が「勉強時間10時間」というのはオカシイことに気がつくはずです。

「今日は二次方程式の文章問題を完璧にする」と決めたら二次方程式を本当に完璧にするのです。明日以降二次方程式の文章問題がテストで出たらラッキーと思えるくらい得意にしてしまうのです。

これは1問や2問を四苦八苦しながら解いてもそうはなりません。二次方程式の問題を何十問もやって、しかも繰り返し解いて、解き方はおろか答えまで暗記してしまうくらいに徹底的にやってはじめて”完璧”といえるのです。

この時のコツは解き方がわからないと思ったら、下手に悩まずにさっさと答えを見ること
3分考えて解法の筋道が見えなかったら答えを見ましょう。ここで無理に悩むとろくなことになりません。

それはなぜでしょう。

これは脳の仕組みに関係します。 初めて見る問題は、一番印象が強く、ただでさえ脳に不安や恐怖など負のインパクトを与えます。その時にもし、悩んだり、わからなかったり、間違ったりしてしまうと、その時の悪いイメージが強烈に脳にしみついてしまうのです。

そうなると試験本番で似たような問題が出てきた時、脳はどのような反応をするかというと「やばい!これは自分が解けなかった難しい問題だ!」となります。そして、最初の間違った解法を再びやらかしてしまうのです。

だから、問題が難しいと思ったら、脳に悪い印象を与える前にさっさと答えを見てしまうことです。解法を自分で見つけられなかったことをくやむ必要も、悪く思う必要もまったくありません。

そんなことより、その解法を覚えてしまうことです。

30問スプリント法

ある領域を完璧にするひとつのラインとして30問くらいをとりあえず目標にしましょう。

たとえば二次方程式ならば、二次方程式関連の問題をとりあえず30問解いてみましょう。そして難しい問題は、悩むことなくさっさと答えを見て解法を覚えましょう。

そうやって30問が終わったら、今度はノートに書く必要もありません。問題を見ながらダブルループ法で解法を思い出すトレーニングをしましょう。書き出さずに解法を思い出すだけならばたとえ30問でも15分くらいで終わるでしょう。それを最低2回以上繰り返してください。2回目でまだ解法を覚えていなければ3周目です。
これが30問スプリント法です。
スプリントとは全力疾走ってことです。超短期集中で特定のカテゴリを完璧にしていくのです。

そして、3日後や2週間後、あるいは1ヶ月後にもう一度やりましょう。30問を見て10分で解法を思い出すトレーニングを定期的にやるのです。 もう二次方程式は恐くなくなるでしょう。

最初の1回は、慣れていないので30問に10時間以上かかるかもしれません。慣れてくると3時間で終わるかもしれません。いずれにせよ時間ではありません。

そうやってたとえば他にも「相似」「三平方の定理」「一次関数」というような感じでブロックごとに完璧に攻略していくのです。 逆に一番ダメなのは、相似の問題2問、三平方の定理の問題1問、一次関数の問題2問というように、広く浅く中途半端にやることです。

たったの1問や2問では、自分の力はわかりません。たまたまその1問が解けるかもしれないし、解けないかもしれない、それでは意味がありません。やるならば徹底的にそのカテゴリを完璧にすることが重要なのです。

この勉強法は数学に限ったものではありません。どの科目でも同じように学習する対象をブロックに分けて、ブロックごとに攻略していくのです。どの科目であっても中途半端に薄く広くというのは、ほとんど力になりません。

脳は薄く広くの知識は忘れてしまうのです。どんな人であっても。だから、脳の仕組みをうまく考えながら勉強しなくてはいけません。
つまり『狭い領域を徹底的に繰り返す』ことが大切です。

検証と改善

この勉強法でいくと、想像の通り、完璧にしていない領域が多く残っているうちは、さほど成績や偏差値に大きな反応はありません。だからこの間、どうしても不安な気持ちになってしまうことでしょう。

でも、学習科目を1ブロックずつ確実に完璧にしていけば、どこかのタイミングで急激に成績が上がり始めます。あたりまえです。

二次方程式を完璧にしてしまえば、それ以後試験に二次方程式が出てきたら得点問題、ラッキー問題です。もし間違ったとしたら、完璧になっていなかったということで、もう一度30問スプリントです。こうやってラッキー問題の領域をどんどん広げていくのです。

テストが終わったあと、テストの問題を見ながら、解けた問題と解けなかった問題を見てみましょう。解けなかった問題は、すなわちまだ30問スプリントが終わっていないブロックのはずです。

そうやって終わったテストを見ながら、自分の実力を確かめていくのです。

なぜ受験勉強は早めにやる方が良いのか?

30問スプリント法でブロックごとに攻略していくやり方の場合、どうしても全ブロックを攻略するのに1ヶ月やそこらで終わらせることはできません。
時間がかかるのです。
その代わり、攻略が完成したあかつきには、中途半端に偏差値が3や4上がるということはありません。急激な上昇に自分でもきっと驚くことでしょう。だから、勉強はなるべく早く始める方が良いのです。ムダにして良い時間などないのです。 だから、数学は30問スプリントをズーミングを使ってやりましょう。参考書や問題集を自分で解読しながら何十時間もかけて30問スプリントをやるよりも圧倒的に早いし、私達が最高にわかりやすく解説をしていますから、最も効率的に数学を攻略することができます。塾では60分の授業でせいぜい数問です。それでは30問スプリントどころではありませんね。だから、30問スプリント勉強法で、各科目を攻略していけば、塾なしでも十分に受験は戦えるのです。

そうやってまずは偏差値60を目指しましょう。偏差値60とは、その試験を受けた人全体のおおよそトップ15%という意味になります。偏差値60まで自分のポジションを持ってくることができれば、志望校の選択肢は随分と広がるだろうし、偏差値63(=トップ10%)も夢ではなくなります。

10時間勉強しても、100時間勉強しても、自分にどれだけ力がついたのかわかりません。何時間勉強したかなんてハッキリ言って意味がありません。そんなことより、30問スプリント法をコツコツと繰り返し、科目全体の何%を完璧にしたか、そのパーセンテージを高めていくことの方がその100倍重要なのです。では最後に、今回説明したことをまとめましょう。

  • 30問スプリントは、ひとつの指標です。40問でも50問でもかまいません。でも10問では足りません
  • 30問も類似の問題がないかもしれません。でも教科書や手持ちの参考書や問題集をあわせれば30問くらいにはなるでしょう
  • 解法を見てもわからない場合は、マークをしておいて明日学校で先生に聞きましょう。下手に悩んではいけません
  • 書く作業は時間がかかるので、スプリントの2回目以降は書かないようにしましょう。(計算メモ以外)
  • 証明問題も同様、書かないようにして解法をダブルループ法で覚えましょう(△OPA∽△OPCとか書く時間がムダ)
  • 英単語や漢字は息抜き感覚でダブルループ法の練習がてら暗記しましょう